大切なヘアケア

髪の毛で悩む女性は600万人と推定され、500万人から1000万人いるとも言われています。

日本の女性人口が約6400万人ですから、女性のおよそ10%…10人に1人が髪に関することに悩んでいるということになります。

中高年齢女性に限れば、その割合はもっと多いのではないでしょうか。


頭髪とシャンプー

髪の毛の根元には皮脂腺があり、つねに皮脂を分泌し皮脂と汗が混じって皮脂膜をつくります。この皮脂膜をそのままにしておくと、皮脂膜と空気の汚れが混じって細菌が繁殖し、フケが出やすく脱毛症になることがありあす。

夏には皮脂の分泌量が増え汗もかくので、頭皮に炎症がおこりやすく痒みも出やすくなります。だから夏場は特にシャンプーが必要なのです。

しかし洗いすぎはよくありません。シャンプーのしすぎは皮膚障害や脱毛の原因にもなりますので、あなたの頭皮に合ったシャンプーを選び洗い方・洗う頻度・乾かし方に注意しましょう。


シャンプー

シャンプーして抜け毛が増えるということはありません。反対に洗わなと頭皮を不潔にし抜け毛の原因になります。

髪には一定の寿命があり、成長した後に自然に抜けていきます。この状態の髪の毛はシャンプーやブラッシングなどの軽い力で簡単に抜けてしまいます。

数日に一度しかシャンプーしないと、数日分がまとまって抜けるので、抜け毛を多量に感じることがあるかもしれません。シャンプーで抜け毛が増えたわけではありません。


ドライ

洗髪した後は、タオルで拭いてドライヤーで乾かします。実はそれが髪の毛には良くありません。

ドライヤーの熱によって大切な毛根が痛んでしまうからで、自然乾燥が一番です。

しかし、ロングヘアの人は自然乾燥といっても時間がかかります。ドライヤーを使う場合は、ドライヤーを一点に集中させず、髪からなるべくはなして使用するようにしましょう。


ブラッシング

ブラッシングをするときは、まず毛先のもつれを解き、その次に髪の毛の真ん中を、そして最後に毛の根元をといていきます。

頭皮の汚れをとりフケを取りのぞくだけではなく、根元の皮脂を毛先までゆきわたらせるなど、ちょっとしたマッサージ効果もあり髪全体にツヤも出ます。


育毛剤

薄毛対策には、生活習慣の改善と育毛剤を併用することです。

育毛剤は、毎日朝晩の2回が理想的です。特に頭皮への血液循環が期待できる就寝時には、育毛剤の効果が発揮されます。

シャンプーのすぐ後は頭皮が湿っていて、育毛剤も薄まるので頭皮が乾いてから使用することがベストといえるでしょう。

また、頭皮を柔らかくして血流を良くするマッサージをプラスすればさらによいでしょう。ちょっとした時間にマッサージしても効果あります。