トラブル肌

しわ・たるみ

小じわを作る原因の紫外線は皮膚の老化を進め、小じわや深いしわとなります。紫外線から肌を守る為、日焼け止めなどを使用することが必要でしょう。

その他に皮膚の乾燥によっても小じわは作られます。皮膚が乾燥するのは、皮脂の分泌が減って保湿機能が衰えてくることによります。ですから化粧水、乳液、クリームなどで水分と油分を適度に与えて肌の潤いを保つことが小じわを防ぐために大切なのです。

たるみとは、肌が弾力を失った状態です。小じわもたるみが原因で生じていることがあります。

肌の弾力を保っているのは真皮と呼ばれる部分で、表皮の下にあり膠原腺維と弾性腺維からできていて、血管・リンパ管・神経・毛根・汗腺・皮脂腺などが網目のようにめぐらされています。

食事と睡眠で充分な栄養を与え新陳代謝を活発化することで、たるみを防ぎ改善することができます。

また、弾力腺維(エラスチン)を変化させて、老化を促進させるのは紫外線です。

ですから紫外線から肌を守ることがとても重要です。

真皮の毛細血管の血行を良くするためマッサージをする事も、新陳代謝を活発にする効果があると言えます。

ただしニキビや肌荒れ・アトピーのある人は、かえってトラブルの原因となりますから要注意です。

バランスの取れた充分な栄養は、体の内側から肌を美しくします。五大栄養素と言われる、タンパク質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラルを摂るように心がけましょう。特にビタミンAやタンパク質は、肌の保湿機能に大きな役割を果たしています。

これらが不足すると、肌の水分が奪われ、乾いて固くなります。肌がカサカサになって、弾力がなくなってしまうのです。肌そのものが力を失ってきては、回復もカバーもしようがなくなってしまいます。

それから、ダイエットに取り組んでいる時期は、栄養バランスを崩しがちです。美肌を保つように、ビタミンCだけを摂取していれば良い、というイメージを持つ人もいるようですけれど、五大栄養素がそろって初めて、“健康で美しい肌”・“たるみや小じわ”などない肌を作り保つ事ができるのです。


しみ

しみの原因である肝斑という病名は、色が肝臓に似ているからであって肝機能や肝障害とは関係がありませんが、内分泌機能とは関連があるとも言われています。

ストレス・過労・妊娠・ピルやてんかん剤の内服などの発症要因に日光照射が加わると発生すると思わています。

好発年齢男女比は20歳台後半から40歳台の女子に多く見られ、まれに男子にも認めらています。好発時期・部位は1年を通じて発症しますが、外出の機会が多い春から夏に増えるようです。顔面の特に前額・眉毛上部・鼻背・頬・口囲などに見られます。

症状は、左右対側性で境界が鮮明な淡褐色~暗褐色の地図状の色素斑です。表面はなめらかで炎症症状や自覚症状はありません。

治療は局所療法として副腎皮質ホルモン剤を使うことがありますが、長期連用には注意を要します。内服薬は、ビタミンC・E製剤や、抗プラスミン剤・還元型グルタチオン製剤などが、用いられます。

生活上の注意点は、一般的には治り難い疾患でしばしば再発を繰り返し治療には長期を要します。すぐに効果が現れないと言って病院を転々とすることはやめましょう。

ただし、妊娠性肝斑は分娩後には軽快します。紫外線(UVA)を避けることが必要です。サンスクリーンの効果を過信し過ぎないようにして下さい。

ストレスを避け心身の休養や、充分な睡眠時間を取ることが必要です。外的刺激によって健康な皮膚にも色素沈着が誘発されることがあります。過度の美顔マッサージなどは受けないようにしましょう。

しみ予防法としてまず基本的には日焼けは避けるということです。夏の帽子は涼しいということで、薄い素材の白いものをかぶられる方が多いですが、逆に紫外線を吸収してしまい通ってしまいまので、できるだけ厚い素材で色の濃い方が紫外線は顔に影響しにくいでしょう。

充分な睡眠も大切なポイントです。

睡眠時間の中でもお肌のゴールデンタイムという時間があります。ゴールデンタイムとは、夜中の10時~2時の時間帯で活発にお肌が生まれ変わるという時間帯を一般に言います。


クマ

クマは紫外線による色素沈着や血流不良により起こりやすいと言われています。

クマ自体を化粧品でカバーするのは難しいものです。だから目元の血行をよくするように心がけないといけません。そのためには血液をさらさらにする食事を心がましょう。

運動する事を心がけ、体全体の血行と新陳代謝が活発になるようしましょう。

水分補給と保湿をしっかりして乾燥しないようにするしましょう。化粧品を使う時によくマッサージをする事も心がけましょう。