トリートメントとリンス
トリートメントって?
トリートメントは、髪の毛に浸透して痩せてしまった栄養を補うものです。
髪の毛の内部に油分や水分、タンパク質成分を浸透させることで痛んだ髪の毛を出来るだけ復活させてくれます。
リンスって?
髪の毛の表面をコーティングして、髪のゴワつきや静電気をなくして指どおりを良くしてくれます。
本来のリンスの役割はシャンプーによってアルカリ性に傾いた髪の毛を弱酸性に戻してあげるのがリンスの役割でしたが、最近はそれ以外にもリンスの役割が増えてきています。
洗ってすぐの髪の毛はキューティクルが開いている状態。開いている状態のキューティクルは痛みやすいのでリンスは表面をコーティングして保護してくれます。また、トリートメントをした後などキューティクルが開いた状態だとせっかく浸透した成分が逃げてしまいます。
コンディショナーって?
本来はコンディショナーとリンスは同じもの。
日本での呼称「リンス」が輸入製品が広まったことで英語でのヘアコンディショナー(hair conditioner)の呼び方へと代わっていったようです。
ただし、メーカによって定義が曖昧なようで、リンスと同じ扱いのメーカーやリンスよりトリートメントに近づけたものをコンディショナーと呼ぶ場合もあるようです。
髪の毛の指どおり
髪の毛は薬剤などの影響を受けると、アルカリ性で膨らんだり(膨潤)、酸性で引き締まったり(収れん)します。
シャンプーの多くはアルカリ性です。シャンプー後はアルカリ性の影響で髪の毛は膨らんでいる状態。濡れた髪の毛をリンスを付けてない状態で指を通すと引っ掛かりを感じます。これは痛みや枝毛が指どおりを邪魔しているのです。
この時に引っ掛かりが少なければ痛みが少ない証拠。ちょっとしたチェックポイントにもなります。
髪の毛は弱酸性が大好き!
髪の毛は弱酸性の時が最も安定している状態です。
安定してるということは外的に対しても強く一番健康な状態なんです。
弱酸性シャンプーのメリットは髪の毛の大好きな弱酸性域から出ずに洗髪できることが特徴です。
弱酸性ならキューティクルの開きも無くやさしいシャンプーと言えます。