5大栄養素
- 炭水化物(糖質)
- タンパク質
- 脂質
- ビタミン
- ミネラル(無機質)
栄養素の役割
5大栄養素といわれるこれら5つは健康を保つために必要なものです。
ダイエットに成功するためにこれら5大栄養素をバランスよく取ることが大切です。
特に【糖質(炭水化物)】【たんぱく質】【脂質】は三大栄養素と呼ばれ、それぞれ体の中で1gあたり、糖質は4kcal、たんぱく質は4kcal、脂質は9kcalのエネルギーになる重要な栄養素です。

炭水化物(糖質) CARBOHYDRATES
炭水化物は体の主要なエネルギー源
炭水化物は大きく分けて、消化できる糖質と消化できない食物繊維に分けることが出来ます。
糖質のほとんどは消化酵素によりブドウ糖(グルコース)に分解され、血液によって全身をめぐりエネルギーとして蓄積・利用されます。糖質は1gあたり4kcalのエネルギーになります。
この一連の流れを効率よく行うにはビタミンB1が不可欠です。いくらエネルギー源を取りいてていてもエネルギー不足(疲れやだるさ)を感じる場合はビタミンB1不足かもしれません。
食物繊維はエネルギーとしては利用できないのですが、便通をよくするなどのいろいろな効果があります。
タンパク質 PROTEIN
カラダを作る必要不可欠な栄養素。
筋肉・臓器・皮膚・毛髪・血液・爪・ホルモンなど人体の大部分はタンパク質で構成されています。
タンパク質はそのままでは分子が大きすぎて吸収さにくい。
そのために消化酵素によって20種類のアミノ酸に分解されて吸収された後、必要な場所で再度結合されて筋肉や骨・皮膚・内蔵、血液などの体組織になったり、脂肪やエネルギーになったりと多様な働きをします。
20種類のアミノ酸が結合の仕方の違いで10万種類ものたんぱく質に変化して体を構成しています。
脂質 LIPID
スタミナを生み出すエネルギー源
脂質は体内で1gあたり9kcal生み出す三大栄養素のうち最も高いエネルギー源です。
脂質は、細胞膜・血液・ホルモンなどの原料となり、ゆっくりとした運動時などはエネルギー源として使われます。
脂質の中には、体内で合成することが出来ない「必須脂肪酸」というものがあります。
脂(あぶら)と聞けば「体に悪い」「太る」と思いがちですが体には必要な脂があり、それが脂質(脂肪酸)なのです。
ビタミン VITAMIN
3大栄養素の働きをサポートする
ビタミンは体中の炭水化物・タンパク質・脂肪の分解や合成をサポートする役割があり、コラーゲンや神経伝達物質などの生成を促したりする働きをしています。
体内では作り出せないので食品から摂取することが不可欠です。
ビタミンは脂溶性のA・D・Eなどと水溶性のビタミンB群・ビタミンCなどに分けられていて、水溶性のビタミンB群・ビタミンCは体外に排出しやすいので十分に摂取する必要があります。
かといってビタミンB群・ビタミンCばかりを摂取しても、ビタミンはそれぞれが相互作用によって働いていますのでトータルでバランスよく摂取することがいい。
ミネラル MINERAL
体のコンディションを整える
体内に貯蔵されるミネラルは体重の5%前後と微量でが、コンディショニングにはなくてはならない栄養素です。
ミネラルの中でも特に必要とされているカルシウム、鉄、亜鉛、銅、マグネシウムなどは、骨を形成したり貧血を防いだりなど、身体生理機能や神経の働きを調節する役割を担っています。
ミネラルのなかでも、とくに不足しやすいのがカルシウム。ミネラルもビタミン同様に体内では作り出せないため、食品からの摂取が不可欠です。